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†龍姫異憚†vol.5

なんだか、久しぶりすぎて挙動不審になりそう(((゜д゜;)))
アップする暇がなかなかなかった(´・ω・`)
まだ4章っていうね!
先は長いなぁ(*´Д`)=з







四 近付く距離と宿命の行方



重く澱んだ空が、酷く気味が悪い。
空気だけじゃない。
何もかもが澱んでいた。
吐き気がして、口を袖で覆う。
「こっちだ」
雪白に促されて、のろのろと歩く。
妙に足が重い。
「大丈夫か?」
顔を覗き込まれて、大げさな程びくつく。
「ごめんなさい、少し気分が悪くて…」
と、俯く。
「しばらく前からずっとこんな感じなんだ。
すまないが、我慢してくれ」
心底申し訳なさそうに、雪白が目を伏せる。
天候が悪いとか、そういう類のものではない。
異質な気が帝都を覆っているのだ。
まとわりつくこの重たい空気が、千影の心まで重くしていく。
「さ、もう着くぞ」
雪白に促されて、屋敷の中に入る。
通された部屋には、すでに青砥がいた。
「遅かったな」
初めて会った時と変わらぬ気だるげな顔で、彼はこちらを見つめている。
「そう固くなるな
雪白、この屋敷を案内してやれ」
そう言い残すと、彼は部屋から出て行ってしまう。
「今日は機嫌が良いらしい」
苦笑する雪白。
安堵の息をもらす。
そして、彼の案内で千影のために用意された部屋に通された。
「どうして私たちだったんでしょうか?」
他にも国はある。
何故、自分たちだったのか。
ずっと引っかかっていた。
「龍神が関わっているのだと思う」
端的に、雪白が答える。
「昔から、龍神には興味を持っていたからな」
確かに、千影も雛琉も『神の愛娘』と呼ばれる龍神の神子だ。
だが、つながらない。
何故、青砥はここに呼び寄せたのだろうか。
彼の目的と龍神がつながる、何か理由があるのだろうか。
「…調べてみるか?」
雪白が、ぼそりとつぶやいた。
視線を彼に向けると、すでに彼は身を翻していた。
慌ててついていく千影。
「雪白殿!」
歩幅の広い彼がすたすた歩いて行くのを、必死でついていく千影。
そこで、突然歩みを止める。
彼が止まったのは分かっていたが、そんな素早く脳へ『止まれ』というのは伝達しない。
雪白の背中に思いっきりぶつかって、倒れそうになる。
彼に手を引っ張られ、倒れる前に抱きしめられてしまう。
「雪白でいい。後、敬語もやめろ。
堅苦しいのは嫌いなんだ」
頭の上で、そんな言葉が聞こえている。
火照った顔を隠すので精一杯な千影は、首を縦に振った。
こんな風に扱われたのは初めてで、どうして良いか分からなくなる。
「千影、行くぞ」
そう言って、千影の手を引く雪白。
いつの間にか呼び捨てにされているが、気にはならなかった。
手を引かれたまま、廊下を歩く。
「ね、雪白。
ここには他に人はいないの?」
「この屋敷にいるのは、私たち三人だな」
かなり大きな屋敷に、たった三人しかいないというのも不思議なものだ。
それならば、この静まりようも頷ける。
「ここだ」
開けられた部屋は埃っぽく、小さく咳が出た。
「大丈夫か?」
心配してくれる雪白に苦笑で答えて、部屋の中を見回す。
その部屋は蔵書で埋もれていた。
「すごい部屋ね…」
長年開けてなかったのだろう。
本の数と埃がすごい。
「ここになら、何らかの資料があるだろう」
この本の数と埃を見れば、ため息が出ても仕方ない。
それほどの部屋である。
どれがその資料か分からない以上、しらみつぶしに探すしかない。
千影と雪白は、それぞれ本を手に取った。
急いで目を通していく。
今はただ、知りたかった。
何故、自分たちが引き離されたのかを。
そして、青砥の目的を。









先は随分長いです(ノ_・。)クスン
とりあえず、随分前にアップしてるので、忘れられてる気がする(笑)
細々とゆっくり更新していきます(≧▽≦)ゞ
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